アドセンスの位置検証_本文上|クリック率が倍ちかくになった配置
昨月から、運営サイトの1つでグーグルアドセンス(Google Adsense)の配置を検証していた。
【検証内容】
グーグルアドセンスの広告配置は
- 本文の一番上(リード文の上)
- リード文の下
どちらがよりクリック率が高いのか
他のサイトでも検証されている気もするが、自分でやってみないと納得できないタチなので一ヶ月かけて検証した。
結果・結論
結論をとっとと書くと、②のリード文下が圧倒的によかった。
- ①のクリック率:0.25%(変更前1ヶ月)
- ②のクリック率:0.41%(変更後1ヶ月)
■変更前のキャプチャ(囲っている部分が検証の広告ユニット)
※グーグルの利用規約上NGかもしれないので削除
■変更後のキャプチャ(囲っている部分が検証の広告ユニット)
※グーグルの利用規約上NGかもしれないので削除
表示回数が増えているのは、単純にまだアクセス数が成長途中のサイトだからだ。このため、クリック数ではなくクリック率で検証した。
また、CPCはこの広告だけではなく、全体的に下がっている(ダメなことなんだが)。このため、この検証の影響と言うより、ほかの影響が理由だろう。
結果にいたった理由について考察
この結果になった理由は、本文上(リード文の上)に置いたときのデメリットと、リード文の下に置いた時のメリットが重なった結果だと思っている。
本文上(リード文の上)に置いたときのデメリット
スマホで表示した際に、読み込み中のままスルーされる。
紹介した運営サイトへのアクセスは、スマホが8割だ。そして、ページの読み込みが遅い。
実際に自分で該当のサイトにスマホでアクセスしてみたところ、本文の上(リード文の上)にある広告が表示されるまでにだいたい5秒ほどかかった。
そんなにかかってしまうと、訪問者は広告が表示される前にスクロールしてしまう。
結果、クリックされない(そもそも見ることさえされない)。
このため、一番上に広告を置く配置は俺のサイトではダメだった。
リード文の下に置いた時のメリット
リード文を読んで、「あ、このページに自分が望む情報はないな」と思った人が、ちょうど目に付く位置がリード文の下だ。
このため、おれのサイトをみて、「このページに自分が望む情報はないな」⇒「ん、この広告なんだろ。もうこのページに興味ないし、見てみようかな」と思いクリックするのではないだろうか。
俺のサイトから脱出する際の出口の一つとして作用しているイメージだ。
『望む情報がない』ということ自体は非常に悲しいが、まぁ、単純に検索ページに戻られて他のサイトにただ行かれるよりはいい方向に作用していると思う。
まとめ
今回はページ上のアドセンスの広告の位置について検証した。
結論としては、②のリード文下のほうがかなりクリック率がよかった。
まぁ、両方載っけた方がよりよいかもしれないのだが、それをするとページの読み込み速度がおちるし、なにより広告だらけのサイトってうざい。
おれのサイトも広告はそれなりにあり、これ以上広告を増やしたくないので、今後しばらくこのままの運用でいってみたいと思う。