2017年|Amazonアソシエイト廃止・停止対策。規約違反例16個
昨日、楽天アフィリエイトとグーグルアドセンス(Google Adsense)の規約違反例について紹介した。
本日は、Amazonアソシエイトについてだ。Amazonアソシエイトは一度アカウント閉鎖されているので、もう一度やってしまうと間違いなく次は復活できない。このため、もう一度廃止(クローズ)とならないよう、楽天アフィリエイト、グーグルアドセンス(Google Adsense)にもまして規約を熟読した。
この記事では、この規約を熟読した結果わかったAmazonアソシエイトで規約違反とされてしまう行為としてどんなものがあるのかを紹介する。
おれは一度違反してしまったため、もう一度閉鎖されるとまず回復しない状況なので、1日かけて規約を読み込んだ。ので、おそらく現時点ではかなり細かい規約違反も網羅できていると思う。
※この記事も楽天アフィリエイト、グーグルアドセンス(Google Adsense)の記事と同様、ほぼ自分の備忘録用なので、あまり読みやすくないかもしれない。すみません。
※これでいいよね?とAmazonに確認を取ったわけではない。あくまでも
- 規約内容を読んでの俺の解釈
- ネットでのアソシエイト閉鎖されたり復活した体験談
- 自分が閉鎖&復活した時の体験談
をもとにしている。不安な部分は必ずAmazonアソシエイトのサポートに確認してほしい。
参考
そもそもAmazonアソシエイトで規約違反するとどうなる?
- (違反が軽い場合)警告(72時間以内に修正しろよ、的な文言つきのメールがくる)
- (違反が重い場合)警告なくアカウント閉鎖
おれの場合は違反が重かったようで警告なくアカウント閉鎖だった。きびしぃー。
Amazonアソシエイトの規約違反例
ここからは、Amazonアソシエイトで規約違反となる例を紹介する。ただ、リスティング広告とかアプリ関連は自分がやっていないので省く。
【アソシエイト規約:前提】公序良俗に違反しないサイト
暴力や性、違法行為を助長するサイトはNG.具体的には以下サイトが引っかかる。
(a) 性的に露骨な内容を奨励または含むサイト。
(b) 暴力を奨励するまたは暴力的内容を含むサイト。
(c) 誹謗中傷を奨励するまたは誹謗中傷的な内容を含むサイト。
(d) 人種、性別、宗教、国籍、身体障害、性的指向もしくは年齢による差別を奨励する または差別的慣行を用いているサイト。
(e) 違法行為を奨励または実行するサイト。
(f)Amazonまたはその関連会社の商標や、Amazonまたはその関連会社の商標の変形またはスペル違いをドメイン名、サブドメイン名またはソーシャルネットワークサイトのユーザー名、グループ名その他のアカウント名に含むサイト(例については、商標ガイドラインをご確認ください。)。
(g) その他知的財産権を侵害するサイト。
(h) 上記のほか、甲が本プログラムに適切でないと判断するサイト。
【アソシエイト規約違反例1】 自己アフィリエイト
自分で自分のアソシエイト広告を踏んで商品購入。純粋にAmazonの利益を圧迫しているだけなのでNG.友人、家族に頼んで購入してもらうのもNG.
ただ、Amazonアソシエイトは自己購入は自動で報酬キャンセルしてくれるようなので、これだけではアカウント閉鎖にはならないかも。ただ、規約上禁止されているのでやらないほうが無難。
【アソシエイト規約違反例2】強制クッキー
自分のサイトに来た人に自分のアソシエイトリンクのクッキーつけてAmazonにリダイレクトなどで送る。説明するまでもなくアウト。
【アソシエイト規約違反例3】Amazonアソシエイトに登録していないサイトにリンク貼る
Amazonアソシエイトは、どんどん勝手に自分のサイトに使っていっていいわけではない。
導入するサイトを新しく追加するには、①Amazonにサイト追加を申請→②承認をもらう→③Amazonアソシエイト管理画面から該当サイトを追加する必要がある。
管理画面から、『③Amazonアソシエイト管理画面から該当サイトを追加』は承認をもらってなくてもできてしまうが、勝手に追加するのはNG.きっちり承認もらってからでないと追加してはいけない(※)。
※承認してもらわないと追加しちゃダメなら、そもそも承認なしでは追加できない仕組みをAmazonに導入してほしいところなのだが……
【アソシエイト規約違反例4】Amazonアソシエイトを利用している旨をサイトに掲載していない
Amazonアソシエイトを利用しているサイトには以下のAmazon指定の定型文を載せなければならない。
「[乙の名称を挿入]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
これはAmazonから指定されている文章なので、意味が同じでも別の文章にしないほうがいい。また、この文章はサイト訪問者がすぐに発見できるようにしている必要がある。
【アソシエイト規約違反例5】Amazonの商標・ロゴを使ってはいけない
Amazonが使用を許可しているもの以外、Amazonのロゴ・画像は使ってはいけない。よくAmazonプライムの説明の際に画像を使っている人がいるけど、NG.
【アソシエイト規約違反例6】サイト名・URLにAmazonに似た文言を入れる。
Amazonと関連があると誤認識してしまうようなURL・サイト名はNG.『Amazon』という直球のものだけでなく、『Amzon』『Azman』など似た文字もNG.
【アソシエイト規約違反例7】商品や商品関連ページ以外のAmazonページへのリンクにタグを入れる
AmazonアソシエイトはあくまでもAmazonアソシエイトの販促のためのプログラムだ。このため、たとえば利用規約などへのリンクにアソシエイトのタグを仕込むのはNG.
【アソシエイト規約違反例8】アソシエイトリンクから商品購入してもらうことに見返りを用意すること
次のような行為で自分のサイトのアソシエイトリンクから商品購入してもらうように誘導するのはダメ。
- Amazonアソシエイトリンクから商品購入してもらうことに対しポイントを付与すること
- 『Amazonアソシエイトリンクを収益の一部を慈善事業に寄付する』と表明
【アソシエイト規約違反例9】アソシエイトリンク参加をPRしたり広告を出すこと
Amazonアソシエイト参加しました!的な広告を出したりPRしてはいけない。
あまりこれをNGと書いているサイトはないし、ブログなどで『Amazonアソシエイト導入しました!』みたいな記事もあるけど、運営規約の10条見るとグレーな気がする。
Amazonアソシエイト始めました!的な広告は書かないほうが無難っぽい。
【アソシエイト規約違反例10】過度なリンク改変
Amazonアソシエイトのリンク改変はある程度までは認められている。楽天の規約ではほぼ完全NGなので、それに比べるとだいぶ優しい(というか、楽天が厳しすぎると思う)。
ただし次の場合はアウト
画像リンクの違反例
- 画像リンクの画像を編集
- 画像リンクの縦横比を変更
画像リンクはその縦横比を保って、拡大縮小するののみOKのよう。
文字リンクの違反例
リンク先がどの商品なのか、Amazonへのリンクなのかがわからない改変はダメ。
たとえば、
『セール先はこちら 』
といった文字にリンクを仕込むのは違反。
【アソシエイト規約違反例11】商品価格・在庫を手書き表示
Amazonの価格や在庫は変動しているため、手書きで『現在1000円です!在庫あと2個!』とか書くのはNG.
おれはこれに引っかかってアカウント停止処分となった。『価格表示くらいいいだろ』とか思ってはいけない。大変きびしい処分が来る。
ちなみに、次の場合は価格、在庫をかいてOKのよう(もう俺はアカウント閉鎖が怖くて価格表示できないけど、参考までに)。
- APIを使って現在価格を取得する。
- 新品・中古両方の価格を書き、かついつ時点の情報なのか詳細に明記する(※)
※『○○円(新品・1/1 12:13) 、××円(中古・1/1 12:13)』という表記ならOKなのだと思われる。日付だけだとNGのよう(おれは日付記載していたが処分されたので)。
【アソシエイト規約違反例12】カスタマーレビューやおすすめ度を手書き表示
Amazonの商品ページにあるカスタマーレビューやおすすめ度を示す星を手書き表示するのも規約違反。
たとえば、次のような文言はNG.
また、レビュー内容を変更して表示するのも当然違反だ。
【アソシエイト規約違反例13】配送料無料と記載
配送料のように、一部地域について異なる場合がある場合にはその旨も記載する必要がある。
Amazonアソシエイトのヘルプによると、配送料について許可されている表示は以下の通り。
「配送料無料(一部除く)」、「通常配送無料(一部除く)」、「Amazon.co.jpが発送する商品は、配送料無料(条件あり)」
【アソシエイト規約違反例14】最安値・最大・最高などの記載
Amazonの商品の価格は変わるので、 最安値などの誇大広告に繋がりかねない過度な表現は禁止。
【アソシエイト規約違反例15】期間限定広告を期間外も掲載
『プライムデー』などの期間限定セールの広告を、そのセールが終了した後も掲載してはいけない。掲載期間が終了する前に期間限定広告は撤去する必要があるようだ。
【アソシエイト規約違反例16】Amazonアソシエイト登録情報を更新していない
規約のどの部分に書いてあるのか発見できなかったのだが、メールアドレスや住所などを長い間更新していないと規約違反になって閉鎖される可能性があるよう。
▼参考にしたページ▼
Amazonアソシエイト廃止・停止につながる規約違反例のまとめ
長くなったが、今回はAmazonアソシエイトの停止・廃止につながる可能性のある規約違反についてまとめた。
1回アカウント廃止処分を受けているだけあり、今日はとにかくAmazonアソシエイトの規約について読み込んだ。そのかいあり、自画自賛になってしまうけど、一般にあまり知られていない規約についてもカバーできている記事になったんじゃないかと思う。
……これだけ調べてまとめて、またアカウントが処分受けたら笑うなーー。。。その時はネタにしよ。